大日如来

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お檀家様からよく頂くご質問

《仏壇それ自体について》

(1)ご本尊について

 乱暴な言い方ですが、仏壇自体はあくまで『入れ物』であって、ご本尊とお位牌が肝心です。歴史のあるご自宅ほど、ご本尊が居ない仏壇が多いようです。真言宗では大日如来様をお祀りし、向かって左側には不動尊(十三仏の代表と言われております)、右側には弘法大師を安置する事が一般的です。もちろん、ご自分の尊崇する仏様を本尊として安置しても何ら差し支えはございません。例えば、不動尊、地蔵尊、観音様を信仰なさっている方なら、本尊として中央に安置されても構いません。開眼供養(魂入れ・お性根入れ)が必要ですので、ご一報下さい。

(2)奉安する場所、方角についてとその吉凶

 拝む方向の延長線上に総本山がくるようにですとか、西方浄土だから西向きなど、様々な伝えがありますが、仏の教えとしては、方角にとらわれない事を良しとします。日本の風習として北向きを嫌う流れがありますので、強いて言えば北を外す方が良いかもしれません。但し仏壇はその家の中で調和し家族と共にあることが良いのですから、その方を優先すべきときは、どの方角でいっこうに構いません。水気の多いところや直射日光が当たる所などは避けたいものです。

(3)扉の開閉について(いつ扉を開け、いつ閉じるのか。

 仏壇の扉の開閉は特に決まっているわけではありません。ずっと開けておきたい人と、夜閉めて、朝開けたい人がいて構わないのです。そこのお家の方針で結構です。部屋の掃除をするときなどは、一言ご挨拶をして、閉めるといいでしょう。中陰の間(四十九日までの間)や、お盆に仏壇の扉を閉めるという風習があるようですが、何時・何処から始まったのでしょうか。神棚を半紙で隠すということと同じに考えたのか、新仏ができたので、それに集中するためにと思われたのか、お盆は精霊棚があるから仏壇は必要ないと考えたのか、その根拠が見あたりません。そもそも仏壇に休みはないのです。扉を閉め続ける理由など何処にもなく、逆に開けてあってこそのお仏壇ですし、お盆や中陰の間にこそ開け続けてご供養して欲しいものです。ですが、当院のお檀家様の中には長らくその文化を大切にしてきたご家庭も多いようですので、その文化や伝統を重んじるのも選択肢かもしれません。仏壇にはどの宗派にも「本尊」様が祀ってあります。真言宗にも「大日如来」がお祀りしてあってお家の繁栄と、無事息災を護って下さっています。ご先祖様も本尊様と共にあって、家族を見護って下さっております。しっかり暮らしている姿を、本尊様やご先祖様に見て貰う。これが家に仏壇のある暮らしではないでしょうか。

(4)お位牌について

 仏壇の大きさやお位牌の数にもよりますが、数段あれば、一番上が本尊壇、次が位牌壇と考えて、その下にお供物やお花を供えると考えるのが良いのではないでしょうか。

(5)お仏飯・お茶湯はいくつ(お茶か水か)

 位牌の数だけと言ってみたり、本尊三体だから三つと言ったり、ご本尊とお先祖様と言ったり、色々です。決められた数があるわけではありません。要は、本尊と先祖に供えるのですから、仏壇の大きさに合わせて決めればいいでしょう。お茶か水かと迷うのなら、どちらもしてあげて下さい。湯飲み三つの内、二つにお茶一つに水、もしくは三つともお茶で、もう一つコップでもいいですから用意して水を供えてあげましょう。

《線香は何本?焼香の仕方(回数や所作)》

 お線香は何本立てるか、ということより、何故お線香を立てるのかを考えてみましょう。即ちお香を供えると言うことです。元来が粉末であるお香は、灰の上に筋状に盛り火をつけたものですが、それを簡易にしようと糊で固め棒状にしたのがお線香です。お香を供えるとは、その香りを供えることで、経典に「仏は香を食とする」とあります。問題は本数ではなくて、どんな香りを供えてあげるかです。しかし、本数については枕経とお通夜、もしくは中陰の間は1本線香という形があったり、(迷界から浄土に旅立つ道中で迷わないように)普段は3本にして仏・法・僧に供える(お焼香と同じ)とか言うことがあります。濃いにおいのお香は多すぎますと不快になりますので、少量でいいのですが、普段は1本から3本お供えされたらいいのではないでしょうか。

《年忌の勤め方---年次の順》

 一周忌以後は3と7ですすんでいきます。1の位が3と7の回忌にご法事、追善供養をします。間違えやすいですが、三回忌は、一周忌の翌年、命日の2年目です。回忌は亡くなった年を含めますので、同様に七回忌は6年目、十三回忌は12年目になります。 二十五回忌だけが後世に出来た法事だと思われます(これは23と27の間を取って25で済ます、という考え方だと思われます。)三十三回忌、あるいは五十回忌を忌上げとするのが一般的です。